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アブラヒガイ(脂鰉、Sarcocheilichthys biwaensis)はコイ目コイ科に属する魚。他にヒコ、ヒシコ、セグロの名がある。琵琶湖固有種であり、湖北部の岩礁地帯に生息する。 形態全長は約20cmほどになる。ごく短い口ひげが1対ある。吻が長く、両眼の間隔が狭い。また両眼が側方に出ている等の特徴がある。これは主に生息する岩礁地帯の地形に合わせ、岩の間に潜む餌となる小動物をとるのに都合がよい形態になったと考えられている。全身が黄褐色であり、和名の「アブラ」の語源となっている。背鰭や体側に斑紋があるが、不明瞭である。また若魚の時には体側にはっきりとした線があるが、成長するにつれて薄れる。繁殖期になるとオスには婚姻色が現れ、体色が黒ずみ追星が現れる。 生態岩場や砂礫の底近くを主な生息域とする。主に水生昆虫や小型の貝類、付着藻類などを食べる。繁殖期は4月下旬から6月上旬であり、メスは2枚貝に卵を産む。 利用美味な魚とされ、漁の対象魚とされていた。ヒガイ類は明治天皇が好んで食べた魚とされており、そのため漢字では「鰉」充てるようになった。 |
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