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イカナゴ(玉筋魚、鮊子 Ammodytes personatus)は、スズキ目 イカナゴ科の魚類。 形がカマスに似ていることから、「カマスゴ(加末須古)」と呼ばれることもある。稚魚は地方により「コウナゴ(小女子)」、「シンコ(新子)」と呼び、成長したものを「メロウド(女郎人)」、「フルセ(古背)」と呼ぶ。九州では「カナギ」と呼ばれる。北方系の魚であるため夏には砂に潜って夏眠を行うが、夏眠に適した粒度分布の海砂がコンクリートの骨材にも適していたため瀬戸内海のイカナゴ夏眠水域の海砂が建設資材として大量に採取され、瀬戸内海の多くの漁場が壊滅的被害を受けている。
調理方法イカナゴの釘煮[1](佃煮の一種)は、瀬戸内海東部沿岸部(播磨灘・大阪湾)の郷土料理である。 水揚げされた生のいかなごを平釜に醤油やみりん、砂糖、おろし生姜などで水分がなくなるまで煮込む。この際箸などでかき混ぜるといかなごが崩れ、団子状に固まってしまうため一切かき混ぜてはいけない。炊き上がったいかなごは茶色く曲がっていることが、錆びた曲がった釘にみえることから「いかなごのくぎ煮[2]」と呼ばれるようになった。阪神地区においては春先になると各家庭でいかなごを炊く光景が見られる。 解禁と同時に水揚げされた2cmほどのいかなごの幼魚は、鮮度が落ちるので、収穫後ただちに釜揚げにされ、店頭に並ぶ。これを新子、又は新子ちりめんと呼ぶ。釜茹でした後乾燥させたものはカナギ(小女子)ちりめんと呼ばれる。毎年3月末頃、関西のスーパーに出荷され平台に山積みされるようになると春が訪れたように消費が盛り上がる。 これより大きいもの、およそ4~5cmくらいの大きさのものを釜茹でしたものはカマスゴと呼ばれ、そのまま酢醤油やからし酢味噌で食べる。この際一度炙ると香ばしさが出ておいしくなる。 兵庫県明石市や淡路島、神戸市垂水区、長田区などの郷土料理で、明石海峡大橋のたもとにある淡路サービスエリアでは、生姜味のほか山椒味、唐辛子味のいかなごの釘煮もみられる。 神戸市の垂水区はイカナゴの釘煮発祥の地と呼ばれており、それを示す、石碑がジェームス山異人館街に建てられている。 関連項目脚注
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