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ゴリラ、またはオオショウジョウ(大猩猩)は、サル目ヒト科ゴリラ属に属する類人猿の総称。アフリカ大陸の赤道直下の樹林に生息している。特定動物。
分布生息域は東西に2分されており、西側の生息域であるコンゴ、ガボン、カメルーン、中央アフリカ共和国、赤道ギニア、ナイジェリアには、ニシローランドゴリラが生息している。東側の生息域であるコンゴ民主共和国東部、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国には、ヒガシローランドゴリラと、マウンテンゴリラが生息している。 形態オスは、若いうちは背中も含めた全身の毛が黒いのでブラックバックと呼ばれるが、成獣になると背中の毛が白銀色になることからシルバーバックと呼ばれる。シルバーバックは大型の者は身長1.8m、体重は200kgを越える。群れは1頭のシルバーバックを中心に、数頭のメス、そして子供達から構成されている。平均的な寿命は40歳前後といわれているがよく解っていない。 生態基本的には四足歩行で、拳で地面を突くナックルウォーキングと呼ばれる歩き方をする。 発見以来長年に渡って凶暴な動物であると誤解されてきたが、[1]近年になって研究が進み、交尾の時期を除けば実は温和で繊細な性質を持っていることが明らかになってきた。海外の動物園のゴリラの檻に誤って小さな子供が落ちた際、泣き叫ぶ子供の側でメスのゴリラが他のオスのゴリラを近づけないように見守る姿がテレビで紹介されたこともある。 ゴリラは警戒心が強く、神経性の下痢にかかりやすく、心臓に負担がかかりやすく死にいたるなど、ストレスに非常に弱いことも明らかになっている。とくに交尾の時期には、オスがメスを殴り殺すこともあるので、動物園での繁殖には細心の注意が必要である。[2] 外敵を威嚇する際には、両手で胸をたたき、低い響かない太鼓のような音を立てるドラミングと呼ばれる行動[3]をとる。落ちている枝を折って見せるのも威嚇の一種だと考えられている。自然界での脅威は人間やヒョウなどで、ゴリラの研究者として有名なシャラーは、シルバーバックを含む(その他のゴリラは全て雌と子供)ゴリラがヒョウに捕食された実例を報告している。一方、ゴリラを襲おうとしたヒョウが逆に殺された、という現地人による観察例がガギスバーグによって報告されている。 「草食動物」と誤解されることもあるが、正確には「繊維性食物を中心とした雑食」である。 木の葉や草の髄、樹皮などの繊維性食物に適した消化器官をもっており、地上性草本類や新葉などを主食とするが、果実や昆虫をまったく食べないわけでもない。特にニシローランドゴリラは多くの果実、昆虫を食物として利用することが知られており、季節によっては採食時間の大部分を果実食に費すこともある。 分類近年新しい分類法が発表された。この分類はIUCNに採用されているほか、最近の書籍ではこれに従ったものが多い。
人間との関係欧米では、19世紀半ばに発見されるまでゴリラはチンパンジーと同一種とされていたか、あるいはそもそも情報がなくほとんど知られていない動物だった[4]。頭骨という標本がヨーロッパに送られて以降も、生息地が欧米の研究者が入って行きにくいジャングルの奥深くであったため、なかなか正確な生態は分からず、なりふりかまわず人間を襲う凶暴な動物だと思われていた。 2002年、ガボンにおいてエボラ出血熱のゴリラへの感染が確認された。同年、隣国のコンゴで流行した際には、全個体の2/3が被害を受けたと同国政府が発表。ゴリラの出産は4~5年に一度であり、一度個体数が減少すると回復するまでに長い時間がかかるため、個体数の激減が危惧されている。[5] 肉の商取引を目的とした狩猟、先進諸国で消費される木材や地下資源開発による生息地の破壊なども、絶滅の危機に追いやっている。過去には頭部は壁に飾るため、手は灰皿として使うためにも狩られた。 日本国内で見られる本種は全てニシローランドゴリラ Gorilla gorilla gorilla である。全体的に高齢化が見られ、飼育個体数の減少が続いている。ペア飼育がほとんどだったため、繁殖例は9例。2007年現在、生きている繁殖個体は4頭。 注
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