|
Article on other languages:
|
ソウギョ(草魚) Ctenopharyngodon idellus は、コイ目コイ科ソウギョ亜科に分類される中国原産の淡水魚で、アオウオ、ハクレン、コクレンと共に中国の「四大家魚」と称される。名のとおり草食で、水草や水辺の草を貪欲に摂食する。もともと大陸性の長大な大河とそこに連なる湖沼群を生息場所とし、そうした環境に適応した生態を持つ。原産地の中国では、植物プランクトン食のハクレン、動物プランクトン食のコクレン、淡水生巻貝類などを食べるベントス食のアオウオとともに中国四大家魚と呼ばれている。特に中国南部では、農業と有機的に結びついた伝統的養魚システムで養殖され、農村地帯の重要な蛋白源となってきた。ベトナムからアムール川流域まで、中国を中心とした東アジアに広く分布するが、日本を含む世界各地に移入され、外来種として定着している。
特徴体長は2mに達する大型魚だが、日本で見られるのは体長1mくらいまでである。体は一様に緑灰色で、腹面は黄白色をしており、特に目立つ模様はない。コイに似ているが、コイの背びれは前後に細長いのに対し、ソウギョの背びれは小さくて丸っこい。 食性
繁殖
寿命
日本のソウギョ日本では、1878年(明治11)以降に他の四大家魚とともに日本人の蛋白源として日本列島内に導入が図られ、各地の川や湖沼に放流された。 また、戦後の農業形態の変化に伴って、湖沼に繁茂する水草が農業肥料などとして利用されなくなり、その繁茂を嫌った世論もあって各地で湖沼の水草を制限する意図で利根川水系産の種苗が各地に放流された。 しかし巨大に成長したソウギョは旺盛な食欲で各地の湖沼の水草を食いつくし、水草帯を生息地とする在来魚や水生昆虫の生息を脅かすなど生態系に深刻な悪影響を与えることが認識されるようになった。かつて水草の繁茂する湖だった野尻湖は、ソウギョの放流後水草が激減し、現在ではほとんど見ることができない。当然水草の減少要因がソウギョだけでないとしても、ソウギョの放流と水草の減少が同期していることから鑑みれば、大きな要因であることは確実である。また、水草を消化吸収した後に出す膨大な糞が湖沼底に堆積し、却って水質汚濁の原因ともなることが理解されるに至ったため、自然環境に好ましくない負荷をかける外来種と認識されるようになった。 利根川、江戸川以外では繁殖できなくとも、ソウギョ自体の寿命や放流の継続により、これらの影響は長く続くと考えられている。 利用中華料理では、コクレンなどと並んで、重要な食用淡水魚で、中国南部を中心とした各地で養殖が行われ、流通している。 通常は、蒸し魚、煮魚、唐揚げ、スープなどにして食べることが多いが、福建省の清流県と寧化県、広東省仏山市では、刺身や生の切り身の和え物も伝統的に食べられている。ソウギョには有棘顎口虫が寄生している事が多く、生食は非常に危険である。 脚注参考文献
関連項目外部リンク参考画像 |
This article is from Wikipedia. All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.