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チョウチンアンコウ Himantolophus groenlandicus (提灯鮟鱇、Atlantic footballfish)は、アンコウ目チョウチンアンコウ科 Himantolophidae に属する魚の一種。あるいはチョウチンアンコウ科に属する魚の総称としても用いられる。チョウチンアンコウ科はチョウチンアンコウ属 Himantolophus 1属のみを含む。
概要チョウチンアンコウ科はいずれの種も深海に生息する。背鰭の棘条が長く伸びて変化した誘引突起(イリシウム)を持ち、先端には擬餌状体(ルアー)と呼ばれる膨らみがある。擬餌状体には発光バクテリアによる共生発光器を備え、餌となる小動物をおびき寄せて捕食する。目は小さく、軟らかな薄い骨格、ゼリーのようなやわらかい肉でおおわれ、表皮は薄い。吻(口先)が短く滑らかであることが、他のチョウチンアンコウ類と異なる点の一つである。 1967年2月、鎌倉の海岸に打ち上げられたチョウチンアンコウが江の島水族館で8日間飼育された際に、世界で初めてイリシウムから発光液を噴出する様子が観察された。この個体の液浸標本は現在、新江ノ島水族館で展示されている。発光液の放出には、獲物の目を眩ますなどの効果があるとみられる。 生殖チョウチンアンコウ科の魚類は他のチョウチンアンコウ上科に属する種類と比べて大型で、雌は体長50cm程度にまで成長する。一方、雄は非常に小さく、最大でも4cmほどにしかならない。これはチョウチンアンコウ上科に共通する特徴で、このような雄を矮雄と呼ぶ。他科の矮雄では雌に付着して一体化する場合もあるが、チョウチンアンコウ科の雄はこのような寄生を行わず、自由生活を送る。 分類チョウチンアンコウ科は1属18種で構成される[1]。
関連項目参考文献
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