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ニコラース・ティンバーゲン(Nikolaas Tinbergen, 1907年4月15日 - 1988年12月21日)は、著名なオランダ人の動物行動学者で、鳥類学者。「ニコ」は通称。オランダ語読みでは「ニコラース・ティンベルヘン」。1955年にイギリスの市民権を取得している。1973年、コンラート・ローレンツ、カール・フォン・フリッシュと共にノーベル医学生理学賞を受賞した。受賞対象となったのは、イトヨの本能行動に関する研究。オランダのデン・ハーグ生まれで、ノーベル経済学賞の初代の受賞者、ヤン・ティンバーゲンの弟としても知られる。他によく知られたルーク・ティンバーゲンという兄弟もいる。 彼の研究は元々は鳥類研究ではあるが、のちにその研究方法を転用して自閉症児の治療教育の研究も手がけた。アレクサンダーテクニークの熱心な実践者でもあり、ノーベル賞受賞講演の中でも大きく取り上げて紹介した。オックスフォード大学時代に指導した学生として、のちに『利己的な遺伝子』の執筆で有名になるリチャード・ドーキンスがいた。
ティンバーゲンの4つのなぜ詳細はティンバーゲンの4つのなぜを参照 ティンバーゲンの同僚、コンラート・ローレンツはたびたび「本能」と言う語を用いた。しかしそれは曖昧な用語であったため、その用法を批判されることがあった。ローレンツにとっては動物が学習もせずに複雑な行動を行うことこそが重要であり、それがどのようなメカニズムによって引き起こされるかは興味の対象外であったと言われる。ティンバーゲンはその論争から、動物の行動や性質は様々な次元から説明が可能であり、それらの説明は同時に成り立つこと、そのうちのどれか一つでも欠ければ完全な説明にはならないことに気づいた。これを「ティンバーゲンの4つのなぜ」(4つの質問、4つの柱などとも訳される。)と言い、大別すると「それを引き起こす直接的なメカニズム」と「進化的なメカニズム」にわけることができる。 至近要因(直接要因とも訳される)
究極要因(進化要因とも訳される)
たとえば多くのほ乳類で性比がおおむね1:1になることを説明するには、直接的には性決定遺伝子をもった精子と持たない精子がランダムに受精するからと説明できる。しかしそもそも、なぜおおむね1:1でなければならないのか(そしてなぜ正確に1:1ではないのか)という疑問に答えたことにはならない。これを説明するには進化的に安定な戦略や頻度依存選択、親の投資といった概念を用いて究極要因の説明が必要になる。 主な著書
参考文献
外部リンク
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