ヨコエビ

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?ヨコエビ亜目

Atylus swammerdami
分類
動物界 Animalia
節足動物門 Arthropoda
亜門 甲殻亜門 Crustacea
軟甲綱 Malacostraca
亜綱 真軟甲亜綱 Eumalacostraca
上目 フクロエビ上目 Peracarida
端脚目(ヨコエビ目)
Amphipoda
亜目 ヨコエビ亜目 Gammaridea
本文参照

ヨコエビは、甲殻亜門・軟甲綱・端脚目(ヨコエビ目)・ヨコエビ亜目(Gammaridea)に属する甲殻類の総称。

名称に「エビ」とあるが十脚目(エビ目)ではない。体長は数mmから数cmまで種類によって差があるが、多くは数mm程度しかなく、1cmを超える種類は少ない。体は左右に平たく、横から見ると半円形をしている。脚や触角は短い。

端脚類の中でも特に種分化が進んだグループで、森林の落ち葉の下から沼、海岸深海底や地下水中まで、あらゆる環境にたくさんの種類が分布している。生物の死骸や糞などを食べる分解者の役割を果たすと同時に、さまざまな大型動物の餌となる。

自然界では分解者として、また他の動物の餌として重要である。人間にとっての利用価値はほとんど無いが、カメなどの餌として販売される。

生態の多様性

同じヨコエビ亜目でも、分布する環境がちがうと行動もちがう。和名も行動や生活環境に応じてつけられている。

陸上生活をする種類はジャンプ力にすぐれているので、和名が「トビムシ」とつけられた種類が多い。トビムシのジャンプは脚ではなく、腹部を下に曲げてバネにするのが特徴である。これらは体の数十倍から100倍の高さをジャンプでき、目で追うのもむずかしいほど跳びまわる。

水辺の石の下にすむものは体を横に倒して生活するので、和名が「ヨコエビ」とつけられている。石をひっくり返すと腹部を激しく振って泳ぎだすが、深い水中ではふつうに体を立てて泳ぎ、再び石などの下にもぐりこむ。

海底にすむものの多くは和名が「ソコエビ」とつけられている。海藻や岩などにつかまるか、砂泥にもぐって生活し、泳ぎもうまい。

おもな種類

ヒメハマトビムシ Platorchestia platensis
体長は1 cmほどで、体色は青灰色や赤灰色をしている。海岸の満潮線付近に多数生息し、ふだんは砂の中や石の下にもぐっている。流れ着いた海藻や動物の死骸などを食べるので、それらを持ち上げるとたくさんの個体がピョンピョンと飛び跳ねる。跳ぶだけでなく、泳ぐのも砂にもぐるのもうまい。
ニッポンヨコエビ Gammarus nipponensis
体長は1 cmほどで、体色は黄褐色をしている。水のきれいな川の、落ち葉や石の下に生息する。
メクラヨコエビ Pseudocrangonyx spp.
この呼び名は特定の種類を指さず、地下水中に生息するヨコエビ類の総称として用いられる。体長は数mmほどで、体は半透明の白色をしていて、名のとおり目が退化している。各地の洞窟井戸などで発見されている。
新江ノ島水族館の展示(マリアナ海溝の水深10900mで採集)
カイコウオオソコエビ Hirondellea gigas
体長は4 cmほどもある大型の種類。体色は淡い褐色をしており、目が退化している。深海にすんでおり、マリアナ海溝・チャレンジャー海淵の世界最深部でも採集された。

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