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レモン(檸檬、英: lemon、学名: Citrus limon)はミカン科の常緑低木。またはその果実のこと。別名、クエン(枸櫞)。クエン酸の名はこれに由来する。柑橘類のひとつ。
特徴原産地はインド北部(ヒマラヤ)。樹高は3mほどになる。枝には棘がある。葉には厚みがあり菱形、もしくは楕円形で縁は鋸歯状。紫色のつぼみを付け、白ないしピンクで実と同じような強い香りのする5花弁の花を咲かせる。果実はラグビーボール形(紡錘形)で、最初は緑色をしているが、熟すと黄色になり、ライムにもよく似ている。 栽培
食材利用果実主に果汁を食用に利用する。非常に酸っぱく、pHは2を示す。果汁を絞ってジュースやレモネード、レモンスカッシュなどの清涼飲料水に加工したり、味に強みを持たせる目的で調理や製菓に使われる。果実のまま料理に添えて、食べる際に果汁を絞り、豚カツなどの揚げ物や生ガキにかけたりされる。最近の研究でレモン果汁中に食後の脂質代謝にかかわる成分が発見され、油ものに添えることの意義がはっきりしてきた。 薄く輪切りにした果実は、紅茶の風味付けにしたり(レモンティー)、切り込みを入れてグラスの縁に差し、コーラ等の炭酸飲料やカクテルの飾りにされる(ただしコカ・コーラ社のコカコーラレモンは無果汁である)。 レモンは香りの強い果実のように思われがちだが、香りそのものは皮の部分に大きく依存しており、皮を充分に除去してから得た果汁は純粋な酸味料として利用できる。これを生かして、クワ酒やバナナ酒のように酸味を持たない果実を用いた果実酒の製造の際に、皮むきレモンの輪切りを添加して酸味を加える。 ビタミンCを豊富に含んでいるのが特徴である。レモン何個分のビタミンC含有などと単位のように使われ、その場合「レモン1個分のビタミンC」とは20mgのことを指している。 皮レモンピール:レモンの皮を砂糖で煮つけ、グラニュー糖をまぶしたものはレモンピールと呼ばれ、ケーキなどの洋菓子に使用される製菓材料となる。また、カクテルに風味をつけるため、すりおろしたレモンの皮を絞りかけることも同じくレモンピールと呼ばれる。また、輸入されたレモンには輸出時に発癌性のあるポストハーベスト農薬をかけられるので、食用する際は注意が必要である。 葉調味料として用いられることがある。広東料理の蛇スープでは定番の薬味となっている。 レモンの葉はやわらかいので虫がつきやすい。アゲハなどの幼虫はレモンの葉が大好物である。 成分利用果汁酸性を示すことと、還元作用のあるビタミンCを多く含むことから美白、美顔用の材料にも用いられることがあるが、効果は不明である。むしろ、皮膚炎を起こすリスクもある。 リモネンレモンの皮にはd-リモネン(Limonene)というテルペン系炭化水素が含まれており、レモンの香りの重要な成分となっている。レモン以外にも、温州みかんやオレンジなど他の柑橘類の皮からもとることができ、香料や天然物由来の溶剤として利用されている。具体的には、油汚れを落とすための洗浄剤や、ガム剥がし用の溶剤の成分として使用されるほか、発泡スチロールをよく溶かすため、発泡スチロールのリサイクルに利用される。 レモンを題材とした作品
レモンのイメージ日本などでは 強い酸味の中のほのかな甘さが恋愛、とくに初恋と関連づけられることが多く、ファーストキスはレモンの味などと言われることがある。また、フレッシュなイメージがあり、雑誌『ザテレビジョン』の表紙に登場する人物が必ずレモンを持っているのも、フレッシュなイメージを表現するためだと思われる。
脚注
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