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私年号(しねんごう)は、紀年法として元号を用いた東アジアにおいて、安定した統治能力を確立した王朝が定めた元号以外の年号をさす。異年号、偽年号、僭年号ともいう。主として時の王朝に対する反乱勢力や批判勢力によって使用されたものが多く、使用期間は概して短い。日本では、正史には記載されていないが、天皇が定めたものとして一部の史書に記載があったり、考古資料に使用例が見られる古代の年号を逸年号と呼び、これに含める場合がある。 なお、「私年号」は日本史を起源とする用語であり、日本の私年号には時の王朝(天皇)に対する対抗的性格の薄いものが多いため、明確な対抗的意志をもって建てられる「偽年号」「僭(窃)年号」と区別する場合もある。
日本の私年号現在までに40以上が確認されている。ほとんどが中世に用いられた。改元後も足利成氏が用い続けた享徳も私年号に数えられる。戦国時代の東国においては、広範囲にわたって用いられた私年号もあった。公文書などよりも、板碑や過去帳、巡礼札、古社寺縁起などに多く見られる。江戸時代以降も僅かながら用いられる事があった。最も新しいものは、「征露」(明治37年(1904年))。 日本の私年号一覧
異説九州年号(鶴峰戊申が、熊襲の年号として考証した年号)を私年号の一種とする解釈もある。九州年号の真実性は現在学界では認められていない。 脚注
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