|
種子島(たねがしま)
- 鹿児島県にある島。本項で記述。
- 火縄銃の別称。
- 日本の姓のひとつ。また、かつて種子島を治めた「種子島氏」のこと。
種子島(たねがしま)は、九州の鹿児島県に属し、大隅諸島を構成する島の1つ。
県内有人離島の中で最も東に位置し、人口は奄美大島に次いで2番目に多く、面積は約444.99km2で、奄美大島、屋久島に次いで3番目に大きい。日本では、10番目の面積を持つ[1]。
標高は最高点でも282mしかなく、海側から見ると殆ど平らにしか見えない。1936mある隣の屋久島と比べると対照的である。
沿革
種子島は古くは多禰島(たねのしま)と称した。大宝2年(702年)に令制国として隣の屋久島も含めて多禰国(たねのくに)が置かれ、島北部に能満郡、南部に熊毛郡が設けられた。しかし多禰国は平安時代前期の天長元年 (824年)に廃止され、能満郡は熊毛郡に統合し大隅国に編入された。 鎌倉時代には見和氏、肥後氏が支配し、室町時代には種子島氏がこの地を治めた。鉄砲伝来の地で、火縄銃の製作が始められた場所でもあったため、国産の火縄銃は種子島と呼ばれていた。現在は種子島宇宙センターなど宇宙関連施設が多く建てられ、日本に於ける宇宙開発の一役を担っている。また、最近では多くのサーファーが移住し、マリンスポーツ等も盛んに行われている。戦前より県内外からの移住者が多く、その出身元も多様。島の内陸部にある十六番や二十番という地名は、開拓番号がそのまま集落名になったものである。
「主な出身元」(県内)桜島・甑島・奄美諸島(県外)広島県・静岡県・近畿地方・パラオ諸島
地勢
- 神奈川県横浜市とほぼ同じ広さで、全国有人離島第5位(架橋離島除く)
- 人口の大半は各市町の市街地に集中しており、特に西之表市は市街地のある西海岸側と、反対の東海岸側との人口差が大きい。
- 南北57.2km・東西5~12km・海岸線延長186km・最高点282m
- 地下に極小規模の油田がある。採算性はない。
気候
- 年間平均気温19℃・最高気温33℃前後・最低気温1℃前後・年間降水量2000~2500mm
- 冬季の日照時間は短い。冬の平均気温も12度前後と温暖で、冬型になっても気温が高いので雨となることが多く、雪が降ることは非常に稀である。
- 夏~秋季にかけては台風の影響を受けやすい。
自治体
種子島を構成する1市2町は揃って、1986年10月18日に大阪府堺市と友好都市提携を結んだ。いわゆる「鉄砲つながり」で、「堺まつり」、「種子島鉄砲まつり」に相互参加している。
行政機関
国の機関
- 鹿児島地方法務局種子島出張所(西之表市)
- 種子島区検察庁(西之表市)
- 種子島税務署(西之表市)
- 鹿児島労働基準監督署熊毛駐在事務所(西之表市)
- 熊毛公共職業安定所(西之表市)
- 鹿児島森林管理署西之表森林事務所(西之表市)
- 九州沖縄農業研究センター(西之表市)
- 九州農政局鹿児島統計情報事務所西之表出張所
- 福岡食糧事務所地域第5課西之表分室
- 農林水産省種苗管理センター鹿児島農場(中種子町)
- 鹿児島森林管理署南種子森林事務所
- 大阪航空局種子島空港出張所(中種子町)
- 福岡航空測候所種子島空港出張所(中種子町)
- 種子島簡易裁判所(西之表市)
- 種子島宇宙センター(南種子町)
- 増田追跡管制所(中種子町)
- 種子島郵便局(西之表市)
- 中種子郵便局
- 南種子郵便局
- 特定郵便局---西之表市6局・中種子町4局・南種子町4局
- 簡易郵便局---西之表市6局・中種子町3局・南種子町2局
県の機関
- 熊毛支庁(西之表市)
- 西之表保健所(西之表市)
- 熊毛教育事務所(西之表市)
- 鹿児島県農業試験場熊毛支場(西之表市)
- 西之表農業改良普及所(西之表市)
- 鹿児島中央家畜保健衛生所熊毛支所(中種子町)
- 種子島警察署(西之表市)
市町の機関
- 西之表市役所
- 中種子町役場
- 南種子町役場
- 熊毛地区消防組合
- 西之表消防署
- 中種子分遣所
- 南種子分遣所
学校
西之表市
- 鹿児島県立種子島高等学校
中種子町
- 鹿児島県立中種子養護学校
- 鹿児島県立中種子高等学校
- 鹿児島県立種子島中央高等学校
- 玉川大学学術研究所種子島施設
南種子町
- 鹿児島県立南種子高等学校
交通
現在、種子島-鹿児島間には飛行機が1日3~4往復、高速船が9~13往復、フェリーが2往復運行され、総輸送人員は片道約3000人、往復約6000人にも及ぶ、全国でもまれに見る大激戦区である。便利になり、運賃が安くなったことを喜ぶ声が多く聞かれる反面、過度な競争を心配する声も多い。
日本エアコミューターの運行による、伊丹-種子島の直行便が1便ある。
船舶
フェリー
高速船
航空
日本エアコミューター
バス
2005年より、県内の路面電車・路線バス会社で共通使用できるICカードが、島内のバスにも導入された。
海港
空港
道路
国道
- 沖縄県の本土復帰に伴い、1975年(昭和50年)県道西之表南種子線が国道に昇格。
- 現在の西之表南種子線は東海岸側を通る県道75号。
県道
- 鹿児島県道75号 西之表南種子線
- 鹿児島県道76号 野間十三番西之表線
- 鹿児島県道581号 伊関国上西之表港線
- 鹿児島県道583号 新種子島空港線
- 鹿児島県道586号 茎永上中線
- 鹿児島県道588号 野間島間港線
- 鹿児島県道589号 種子島空港線
- 鹿児島県道591号 国上安納線
- 近年改良が進み、比較的走りやすくなった。特に県道76号は拡張・直線化が進み、国道の補完道路としての役割が大きい。
市道・町道
観光
- お祭り
- ロケット祭り(南種子町)8月
- よいらーいき祭り(中種子町)8月
- 種子島鉄砲まつり(西之表市)8月
- 農林漁業祭(中種子町)11月
- 文化施設
- 宇宙科学技術館
- 種子島開発総合センター(鉄砲館)
- 中種子町立歴史民族資料館
- たねがしま赤米館
- 神社仏閣
- 温泉
出身有名人
その他
地上波放送
- 種子島のテレビ放送開始は比較的早く、1957年(昭和32年)には既に南種子中継局が建てられている。だが、当初は島内全ての地域が良好に受信出来た訳ではなく、特に西之表市の東海岸側は受信が困難であったため、宮崎県鰐塚山から送信される宮崎の放送を視聴していた家庭が多かった。その後、西之表市に種子島中継局が建てられると、島内の視聴環境は飛躍的に改善した。
- なお南種子中継局は、トカラ列島や奄美諸島に電波を中継する重要な役割も果たしている。
「島内の放送受信状況」
- 良好◎ 普通○ やや難△ 難×
- 種:種子島中継局 南:南種子中継局 枕:枕崎中継局 本:本局 C:ケーブルテレビ
- ※ラジオは昼間受信出来る局のみ
- NHK鹿児島放送局(種◎南◎C◎)
- MBC南日本放送(種◎南◎C◎)
- KTS鹿児島テレビ放送(種◎南◎C◎)
- KKB鹿児島放送(種◎南◎C◎)
- KYT鹿児島讀賣テレビ(種◎南◎C◎)
- NHK宮崎放送局(本△)
- MRT宮崎放送(本△C◎)
- UMKテレビ宮崎(本△C◎)
- NHKラジオ第1(本◎)
- NHKラジオ第2(本○)
- MBC南日本放送(本◎)
- MRT宮崎放送(本○)
- RKBアール・ケー・ビー毎日放送(本△)
- KBC九州朝日放送(本△)
- RKC高知放送(本△)
- RBCiRBCiラジオ(本△)
- ROKラジオ沖縄(本△)
- NHK-FM鹿児島放送局(種◎)
- μ-FMエフエム鹿児島(枕○本○)
- FRIENDSFM762鹿児島シティエフエム(本×)
- NHK-FM宮崎放送局(本○)
- JOY-FMエフエム宮崎(本○)
通信
固定電話
- 市外局番・0997(鹿児島地区及び県内各離島への通話は、特例により隣接扱い)
携帯電話
インターネット
関連文献
司馬遼太郎『熊野・古座街道・種子島みち』街道をゆく8.
脚注
- ^ 国立天文台(編) 平成19年 理科年表 p.565 ISBN 4621077635
|