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純資産(じゅんしさん、net worth, net asset)は、勘定科目の区分の一つ。会社の資産総額から負債総額を差し引いた正味の資産を指す。 資本(しほん)あるいは(広義の)自己資本(じこしほん、ownership equity)、(広義の)株主資本(かぶぬししほん、shareholder's equity)とする呼び名もあるが、日本では、2006年の会社法の施行および関連する会計基準の公表以降、純資産の呼び名が定着しつつある。
概要1949年に公表された企業会計原則では、会社の資産のうち出資者に帰属する部分を「資本」と定義していた。しかし、例えば少数株主持分は、負債ではないが出資者に帰属するともいえない。そのため、貸借対照表上では、少数株主持分は「負債の部」と「資本の部」の中間に置かれていた。また、新株予約権も同様であるが、これも貸借対照表上では負債として計上されていた。 2006年に施行された会社法および会社計算規則において、会社の資産総額から負債総額を差し引いた正味の資産が「純資産」であると定義された。またその前後に公表された会計基準において、貸借対照表でそれまで「資本の部」と表記されていた部分が「純資産の部」と表記されるように改められ、少数株主持分や新株予約権なども純資産の部に含まれて記載されることが定められた。以降、日本では「純資産」の定義と呼び名が定着しつつある。 財務会計の目的を会社の財産計算に置く静態論(資産負債アプローチ)の立場からは、資産総額と負債総額とをそれぞれ算出し、差額により純資産の額が求められるものとしてとらえられる。これに対し、財務会計の目的を会社の収益力の算定に置く動態論(収益費用アプローチ)の立場からは、純資産は会社が株主から調達した資金としてとらえられる。会社から見て、負債には利子が発生し、純資産には発生しないことから、「純資産のコストはタダである」といった誤解が生じやすい。しかし、純資産は株主がリスクプレミアムを期待して出資している資金であるのだから、その資本コストは負債よりも大きいことを認識する必要がある。 純資産の分類純資産は、貸借対照表上では負債とともに貸方に記載される。純資産の部は、出資者(株主)に帰属することが明確な(狭義の)株主資本と、株主資本以外の項目に区分される。 株主資本は、資本金に属するものと、剰余金に属するものとに区分される。
純資産の部の変動状況は株主資本等変動計算書として表示される。 代表的な勘定科目関連項目参考
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