注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
『老人と海』(ろうじんとうみ、The Old Man and the Sea)は、アーネスト・ヘミングウェイの晩年の小説で、世界的なヒット作となった。1951年に書かれ、1952年に出版された。 カジキと闘う孤独な老漁師サンチャゴの物語。戦いの末捕まえたカジキは、船に引き上げる事が出来ず、曳航して港に戻るまでにサメ(アオザメ)に食われて、獲物は失われてしまった。厭世的な晩年の心境も反映しているものと見られる。
作品の発想は、キューバの首都ハバナから少し東に行ったコヒマルという漁港の漁師達との会話の中から得られたという。ヘミングウェイは、釣りボートが嵐で遭難しかかって、その港にたどり着いた事から、頻繁にここを訪れていたという。 ヘミングウェイが1954年にノーベル文学賞を受賞したのには、この作品によるところが大きい。
映画化
1958年にアメリカ合衆国で、ジョン・スタージェス監督により映画化されている。スペンサー・トレイシー主演。
1990年、日本で、この作品をヒントに与那国島でカジキを追いかける老漁師の記録映画が撮られ、同名の『老人と海』というタイトルの記録映画として公開されている。ジャン・ユンカーマン監督、山本徹二郎企画製作。
1999年、ロシアで短編のアニメーション映画として製作された『老人と海』もある。これは、アレクサンドル・ペドロフ監督作品で、ガラス板に描かれた画を使ったIMAXシアター作品。ロシア、日本、カナダの合作。アカデミー賞短編アニメーション部門賞、英国アカデミー賞(BAFTA)短編アニメ賞を受賞している。
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